大きな梁せいを見破る3つのコツ(木造編)

やっとプランが固まって何とか構造計画も成立しそう、、、、と思いきや!!

想像していたよりも梁せいが大きくなってしまった、、、、

なんてことはありませんか?

「天井高が低くなってしまい、想像していたよりも窮屈な空間になってしまった!」

「設備配管が通らない!」

「梁せいを抑えようとすると架構の変更を余儀なくされた、、、」

っていう展開が予想されます。

梁せいは低く抑えようとすると、架構が複雑化してしまうこともしばしば。

だったら初めから梁せいが大きくなることを想定して計画すると後からの変更も少なくて済みますよね

今回はプラン段階であらかじめ梁せいが大きくなりそうな箇所をつかむポイントを紹介します。

柱間隔(スパン)が4.0m以上である

梁は負担する荷重が大きいと寸法が大きくなるのが大原則です。
梁を支える柱の間隔が大きくなると負担する重量も大きくなり、結果的に梁せいの増大につながります。


また、梁のたわみはスパンが大きくなると二次関数的に増大します。単純な比例よりも大きくなってしまうのです。

ポイント!

柱スパンが大きくなる部屋(リビングなど)は梁せいが大きくなる傾向がある!!

梁の上に壁がある

梁の上に壁があると壁そのものを梁が負担するため、梁せいが大きくなります。

特に梁の上に耐力壁が乗っているときは要注意です。耐力壁がついている柱には大きな力が働きます。
その柱を梁が受けているので、当然のごとく梁せいが大きくなります。
また、この場合、柱のスパンが大きくなくても梁せいが大きくなることがあるので要注意です。

ポイント!

大きな部屋の上の階に壁がたくさんある場合は梁せいが大きくなる傾向がある!!

大きな梁を受ける

スパンが大きくなったり、梁の上に耐力壁があった時、梁せいが大きくなることは先述の通りです。
そのようにして大きくなった梁を受ける梁もまた大きく梁せいが大きくなります。
大きな梁をうける場合はスパンが小さくて、あまり荷重を受けない場合でも、大きな梁をかけるために納まり上、大きくなります。

壁が少なく梁を受けられる柱が少ない場合はそのようなケースが比較的多く発生します。

ポイント!

空間が大きく、かつ壁や柱が少ない場合は梁せいが大きくなる傾向がある!!

いかがでしたでしょうか。今回は梁せいが大きくなる3つのポイントをお伝えしました。

3つを抑えても梁せいを小さくすることはできません。

でも梁せいが大きくなる個所をはじめから予想できているとスムーズに計画を進めることができますよね。

設計の効率化に活かしていただけると嬉しい限りです!!